yotafool’s blog

印象に残った本や映画の記録。日頃の疑問やその他諸々の忘備録。

彼の名はヤン Er Hieß Jan

このところ、ナチス政権下のドイツに関係する作品との出会いが多い。

映画で、ハンナ・アーレント帰ってきたヒトラー、アイヒマンを追え 

短編小説で、最後の授業

 

今日読んだ「彼の名はヤン」で初めて知り、感じたのは、当時のドイツの人の、ポーランド人やロシア人に対するsentimentが日本人の、韓国人や中国人のそれに対するものと似ていること。ポラッケというのが侮辱的な呼び方として使われてたというのは、まさに「チョン」とか「シナ」と同じだ。

 

戦後から現在のsentimentも共通する部分があるんじゃないかなあ。これはドイツに留学していた先生から聞いた話だけれど、ドイツの大学生は基本的にアルバイトはしない、そんなものは東欧人やロシア人がするものだ、という考え方があるらしい。

 

日本人の、韓国人や中国人に対するsentiment と似てない?自分でも意識しないくらい心の奥底に眠ってる嫌悪感ってあると思う。

 

私の親の世代には、自分の息子が在日の子孫の女性と結婚すると知って大反対した人もいる(その女性のお父さんは日本人なのに、だよ!)

 

もうそんなこと気にする人なんてそんなにいないと思ってた。きっと大都市に住んでるし、同世代の人とばかり話すから、感覚が鈍ってたのかも。

 

国同士が近い分、嫌な部分も含めてたくさん歴史を共有してるんだから、仕方のないことだよね。

遠い国のことを、自分の身の周りの状況に置き換えて、相対化してみると、大きな問題に見えてたことが小さく見えない?なーんだ、他でも同じことは起こるのか〜って。

 そんな風に考えてくれない人がほとんどだと思うけど。

 

だから、そういう不条理に対して戦うのもよし、でも、目をつむるのもいいと思う。本当に自分にとって大切になるときは、ここは、というときは戦ったらいいんじゃないかな。